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ウォールナットのダイニングテーブルです。
こちらも東京までお届けさせていただきました。 ご家族4人の生活でお客さんが来られた際に6人座れるようにとご依頼されました。 ご家族で食事をしたり、お子さんが宿題をされたりと普段の暮らしをワクワクしてもらえるように 想像しながら製作させていただきました。 天板の節の位置や木目の感じもお客様と一緒に決めさせていただき、 シンプルな形ですが、脚の傾きを比較的大きくつけてあります。 脚の形や角度を作っていきながら何度も検討を重ね、位置もバランスのとれた 使い勝手の良い位置になるように気を使いました。 普通のテーブルですが、飽きのこない末永く使っていただけるものに仕上がりました。 |
10年位前につくったスツールですが、たまたまお客様にみていただく機会があって、
特に商品として販売するつもりはありませんでしたが、気に入っていただき久しぶりに 製作することに。 それぞれの部材を繋ぐところが三枚継ぎというつなぎ方をしています。 このスツールの形をつくるには、強度もあり、見た目にもアクセントが ついて適材適所な重要性をあらためて感じました。 こんな感じで木組みの様子がみえてくるのが、大袈裟に技を見せているようで、 個人的にあまり好きではありませんが理にかなった使い方ができた時には、 自然と美しく全体がまとまるような気がします。 今回はパールのピンクのナッパの革とナラのソープ仕上げの組み合わせです。 少し奇抜な色ですが、木組みの素朴な感じと無機質なナラのソープフィニッシュにピンク が加わり素敵なものができました。 白い壁やグレーのタイルなど洗面所のような空間に置くととても映えます。 |
扉と引き出しの板は製材してから10年以上たつ幅40cmもあるとっておきの材料です。
木目をどう配置するか、扉や引き出しのサイズと材料の大きさ、後々不具合の起きないような 使い方といろんな要素をバランスをとって使っていきます。 材料は削ってみないと分からないことも沢山ありますが、材料の時点でできあがりの姿を頭のなかで 描き覚悟を決めて慎重に切っていきます。 木材が育ってきた年月とこれから家具として使われる年月を考えると、とても緊張 しますが、同時に家具が置かれる暮らしの様子を思うとワクワクもしながら製作をしています。 |